中学受験国語の解き方の基本手順とは?点につながる考え方

中学受験の国語では、文章をしっかり読んでいるのに点数が安定しない子が少なくありません。

・問題をたくさん解いているのに得点が伸びない
・選択肢は2択までしぼれるのに最後で外す
・記述問題で方向がずれてしまう
・本文に戻っているつもりでも正解につながらない

こうした状態のときは、読解力そのものだけでなく、問題の処理手順が毎回ばらばらになっている可能性があります。

中学受験の国語には、まず押さえるべき基本手順があります。

本文を読む
傍線部の位置を見つける
設問を読む
根拠を本文で探す
答えが出たら本文に戻る
次の傍線部を見つける

これを問題が終わるまで繰り返します。

これはコツというより、解き方の土台です。国語が安定しない子ほど、この流れが途中で崩れやすくなります。

目次

国語は一定の順番で処理する

国語の問題は、その場の思いつきで解くものではありません。

本文を読んで、傍線部の位置を押さえ、設問を確認し、根拠を本文で探して答える。そしてまた本文に戻って次の傍線部に進む。この流れを毎回同じように繰り返します。

この順番がある程度固定されると、

・感覚で答えを選ぶ場面が減る
・本文確認の位置がぶれにくくなる
・選択肢や記述の方向が安定しやすくなる

といった変化が出やすくなります。

逆にこの順番が崩れると、

・設問を見る前に感覚で答えを決める
・本文のどこを見ればよいか分からなくなる
・一問ごとに解き方が変わってしまう

といった失点につながりやすいです。

まず本文全体を読む

最初にやることは、本文全体を読むことです。

この段階では、

・どのような話が展開されているか
・説明文なら何について書かれているか
・物語文なら出来事や気持ちがどう動いているか

を大まかにつかみます。

ここでは、設問を細かく解くことが目的ではありません。まず文章全体の流れを入れることが先です。

本文全体が頭に入っていないまま設問に進むと、傍線部の意味も、根拠を探す位置も見えにくくなります。

傍線部の位置を見つける

本文を読みながら、傍線部がどこにあるかを見ます。

大事なのは、

・文章のどのあたりにあるか
・どの場面の話か
・前後でどんな内容が書かれているか

です。

傍線部は設問の中心になる場所なので、その位置が分からないまま進むと、あとで本文に戻るときに時間を使いやすくなります。

特に物語文なら「どの出来事のあとか」、説明文なら「どの話題の中か」を押さえておくと、その後の処理がかなり楽になります。

設問を読む

傍線部の位置を見たら、次に設問を読みます。

ここでは、

・何を聞かれているのか
・理由を答える問題なのか
・内容説明なのか
・選択肢なのか記述なのか
・字数条件や抜き出し条件があるのか

を確認します。

設問を読む前に答えを考え始めると、方向がずれやすくなります。

国語でよくある失点は、

・理由を聞かれているのに内容説明を書く
・本文中から答える問題で自分の考えを書く
・誤っているものを選ぶ問題で正しいものを探す

といったものです。

これは本文理解の問題というより、設問を読む順番が弱いことから起きやすいです。

根拠を本文で探す

設問を読んだら、根拠を本文で探します。

ここで見るのは、

・傍線部そのもの
・その前後の文
・必要ならその段落全体
・選択肢なら本文との一致とズレ

です。

一文だけ見て判断すると、

・主語の違い
・条件の違い
・話の範囲のズレ

を見落としやすくなります。

根拠を探すときは、「本文に戻る」こと自体が目的ではありません。設問に対して、どこが答えの根拠になるのかを確認することが目的です。

答えが出たら本文に戻る

一問終わったら、また本文に戻ります。

そして次の傍線部を見つけ、また設問を読み、根拠を探して答えます。

つまり国語は、

本文を読む
→ 傍線部を見つける
→ 設問を読む
→ 根拠を本文で探す
→ 答えが出たら本文に戻る
→ 次の傍線部を見つける

この繰り返しです。

この流れが固まってくると、問題ごとに解き方がぶれにくくなります。

この手順が崩れると失点しやすい

国語が安定しない子は、この基本手順のどこかが崩れていることが多いです。

たとえば、

・本文を十分に入れないまま設問に進む
・傍線部の位置が曖昧なまま問題を見る
・設問を最後まで読まずに答え始める
・根拠を探さず感覚で選ぶ
・一問終わっても本文に戻らず流れで解く

といった形です。

この状態だと、

・2択で最後に外す
・記述の方向がずれる
・本文に戻っているのに得点につながらない

ということが起きやすくなります。

この型が必要な理由

この手順は特別なテクニックではありません。むしろ超基本です。

ただ、超基本だからこそ崩れると失点が増えます。

国語は才能だけで解く科目ではなく、問題処理の型がある程度固まることで点数が安定しやすくなります。

特に、

・感覚で答えを選びやすい子
・設問の意味を取り違えやすい子
・本文確認の位置がぶれやすい子

には、この型がかなり重要です。

中学受験国語でお悩みの方へ

私は、10年以上にわたり受験国語を指導してきました。以前は大手学習塾で国語専門講師として1000人以上の生徒を見てきました。そこで正しい教え方を徹底的に学び、指導の土台を作ってきました。

その中で強く感じてきたのは、国語は同じ点数帯でも、子どもによってつまずいている場所が大きく違うということです。現在はオンライン個別指導・家庭教師として、答案を見ながら課題を確認し、集団塾との併用を前提に指導しています。

・国語だけ成績が安定しない
・どこで失点しているのか分からない
・記述や選択肢問題を強化したい
・国語を得意科目として伸ばしたい

このような方はご相談ください。

まとめ

中学受験の国語では、解き方の基本手順を固定することが大切です。

本文を読む
傍線部を見つける
設問を読む
根拠を本文で探す
答えが出たら本文に戻る
次の傍線部を見つける

この流れを問題が終わるまで繰り返します。

国語は、この型が崩れると感覚で解く場面が増えやすくなります。まずは基本の処理順を固めることが、点数を安定させる出発点になります。

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